3S活動への取り組み

平成31年(令和元年) 3S活動の軌跡

5月から元号が変わり「新たな時代」が始まった本年。啓文社では引き続きチームに分かれての活動の他、担当者による「パトロールチェック」を実施。各課の状態をチェックして改善が必要な場所は指導を行います。「改善」と「維持」を同時進行で行うことでより働きやすい職場を作っていきます。

今年初めてとなる全体清掃を行いました。今回は1階工場内を社員全員で綺麗にします。
昨年末の大掃除で掃除ができていなかった場所はないかのチェックも欠かしません。

昨年床を全面塗装しなおしている工場内。この綺麗な状態を維持するため清掃も丹念に行っていきます。

清掃が担当者と社長によるパトロールチェックを実施。各課改善すべき場所がないか細かくチェックしていきます。(写真は備品を置く棚ですが、表示や標識がないため改善が必要となります。)

こちらは2階プリンターのトナー(インク)の保管状況、1本1本会社に届いた日付を記入、日付が古いものほど上になるよう置いて効率よく消費できるようにしております。

同じく2階の悪い例として、社内外で使用する会社オリジナルの手提袋を保管する棚をご紹介します。持ち手となるヒモが垂れて床についてしまっています。これでは汚れるだけでなく見た目も良くありません。ということで指摘・改善を行います。

各課にはエリア毎に責任者を配置しているので、チェック後は責任者への指導を行い改善を行ってもらいます。写真は上記問題を改善した後の写真。上の段と置き場を交換することで汚れる心配もなく、見た目も綺麗になりました。

工場内の床は綺麗になりましたが、通路の目印となるラインテープは劣化してゆきます。定期的に張り替えを行い、常に綺麗な工場を目指します。

ラインテープには置き場などの表示テープも貼付し、ひと目で定位置が分かるように工夫しています。

活動の中で見落としがちだった「掲示物の高さ」も改善。せっかく掲示した標語も目につかなければ意味がありません。しっかりと目線の高さを意識した場所へ貼り直しを行いました。

大きな掲示物も見た目が美しく、見やすさを意識した場所へ。

社内で使用する書類も改善の対象です。調査・改善結果、不要な20種類の書類を除くことができ、保管棚も分かりやすくすることができました。

ラインテープの貼り直しも終わり、ますます綺麗になった工場内。しかしながら、仕掛品の置き場の確保など改善点は多く残っています。

棚などの備品に関しても使用頻度をしっかり見極め、移動や撤去を行いスペースを確保、より働きやすい工場を目指します。

テント内では製品を保管するカートの位置を見直し効率よく作業できる環境を整えました。

同じくテント内ではシャッター前の床の塗装の剥がれがひどかったため、新たに塗り直しを行いました。また、外履き・内履きが可能なエリアを新たに設け、工場内を行き来する際の靴の履き替えをなくして時間短縮を図りました。

各チームの会議では新しい道具を自作するなど様々なアイデアを形にしてより使いやすい職場を創り上げていきます。

工場内で使用するドライバーなど取りやすく・分かりやすく保管できるよう、置き場を自作しました。

置き場の制作風景。制作にはチーム全員が参加しました。

普段事務で勤務している社員も工場の定期清掃へ参加。異なる視点で改善点を見つけ出すことにも繋がっています。

各備品を保管する棚には表示を明確にしています。これにより何がどこにあるか、何が持ち出されているかがひと目で把握できます。

別の棚でも同様の表示を行い、備品の管理を行っています。また、使用頻度毎に分類して使いやすさを追求しました。

限られたスペースでも奥のスプレー缶等が取りやすいよう工夫しています。

毎月恒例の社員が全員参加しての清掃活動でテント内が昨年に比べ格段に綺麗で使いやすくなりました。

定期清掃以外でも製品を置くパレットなど特に汚れに気をつけなければならないものは、時間を見つけ拭き掃除。環境維持に努めます。

床に置かれている備品も形跡管理・表示を行ってしっかり整頓しています。

印刷用紙も取り出しやすいよう大きさ・種類毎に分けて整頓・表示。

再舗装した工場内の床で特に傷がつきやすい箇所にはマットを設置。綺麗な環境を維持します。

延長コード一つでも管理はしっかりと行います。正しく整頓されている状態を写真で掲示し、誰でも片付けを行えるようにしています。

12月には4チームに分かれて1年間行った活動の集大成として発表会を行いました。社長及びチーム5Sのメンバーによる審査・表彰も行われました。

各チーム制限時間7分の発表がスタート。チームの活動コンセプトに始まり、活動内容とそれに伴う成果発表を行っていきます。

発表も当日まで各チームメンバー全員で練習してきました。

発表資料は改善箇所をビフォーアフターの写真で分かりやすく伝えられよう制作されています。

発表の間、他のチームメンバーも審査員同様、真剣に聞いていました。

各チーム独自の資料を作り、成果が伝わりやすいよう努めました。

最後のチームの発表も終わり、いよいよ表彰式です。

今年の優勝は異色の動画での発表を行った3区チーム「サンクス」が見事1位となりました。もちろん全チーム素晴らしい活動発表会となりました。

社長及びチーム5Sメンバーの講評を経て、今年の発表会は無事終了しました。来年も新たなチームとなり5S活動に邁進していきます。