3S活動への取り組み

平成30年 3S活動の軌跡

本年度は5月に主要印刷機2台を入れ替えそれに伴って工場内の床を全面改装するなど大きな変化がありました。また、昨年の活動から継続すべきものそうでないものも見受けられ、「改善」一辺倒であった昨年とはまた違った活動となりました。

新しい年を迎え、3S活動も新チームとなって再始動しました。まずは机の下など普段目につきにくい場所の整理整頓からスタート。

新しい印刷機導入と同時に床の全面再舗装を予定している工場内。舗装前の清掃及び全機械・備品の撤去を行うための準備が急がれます。

現在の工場内の様子。せっかく動線のためのラインテープを貼付してもその上に製品などが置いてあるため意味を成しません。改善が必要です。

一時撤去のための準備をしている中で普段余り使わない機械のパーツなどが機械の陰に隠れて放置されている実情も見えてきました。昨年の更地化同様、戻す際の不要尾品処分などを徹底します。

工場内の一時撤去準備と平行して各チームの改善も進展中。写真では製作途中の製品(仕掛品)についてお客様のお名前が一目でわかるようになっています。

同じくこちらも各製品の作業指示書について担当営業社員の「見える化」を行っています。

機械・備品の撤去が進み徐々に広く感じるようになった工場内。

工場内奥の方からの一枚。長年愛用してきた印刷機との別れの時が近づいてきます。

撤去のための装置を工場内に設置し、いよいよ機械の搬出開始です。搬出する機械2台を分割してから運び出していきます。

会社の外では新しい機械のコンプレッサー(動力源としての空気圧縮装置)を設置するための倉庫の施工も行われています。

重機を使用しての搬出作業。クレーンで吊り上げられた印刷機が次々運び出されていきます。

最も大きい機械である4色機も運び出されていきます。今まで本当にご苦労様でした。

一通りの撤去・搬出を終えた工場内。「こんなに広かったのか」と驚きます。いかに多くのものがあったのかと思い知らされました。

別アングルから工場を一枚。動かすことのできない機械はシートで覆います。

いよいよ新しい機械の導入です。同時に機械を設置する周辺以外ではすでに床の舗装作業が行われています(床がライトグリーンになっている部分)。

水平器を使い慎重に機械を所定の場所に設置していきます。

平行して行われていたコンプレッサー用倉庫の施工も無事竣工。あとは機械の設置を待つのみとなりました。

床の舗装はまず表面を綺麗にする作業から行います。専用の機械で床表面を研磨していきます。

研磨が完了した状態。ここから3回にわけて床材を塗布していきます。

1回目の塗装が完了した状態。下地処理のため塗装の色は白です。

続いて2回目の塗装を行いました。この時点で予定となるライトグリーンの床色になりました。

3回目の上塗り塗装を経て完成。天井のライトがはっきり見えるほど滑らかな床になりました。

床の塗装が完了し、新しい機械の搬入も完了しました。写真はA全4色機、社内での愛称は「マンモス」です。

同じく搬入された2色機。こちらの愛称は「タイガー」です。

他の機械を搬入する前の工場内。床が鏡面のようになったことで工場全体が明るくなったように感じます。

搬入後は機械のチェック作業。長年使ってきた機械とは違う最新の機械のため操作方法をしっかりと把握していきます。

以前はなかった液晶モニタによる色調など機械の管理装置。メーカーであるリョービ様の担当者の方からしっかりレクチャーを受けます。

綺麗に生まれ変わった工場内で社員全員での記念撮影。この状態が維持できるよう一同頑張って参ります。

機械搬入の同時期に九州クラフト様への見学会を実施しておりその報告と今後会社へ落とし込むべき提案を発表する会を実施。

昨年同様全社員がチームにわかれて行われる3S活動毎月はじめの朝礼にて各チームリーダーによる活動報告会が行われています。

報告会では月ごとに行った活動内容を報告。改善した点をビフォーアフター形式で写真とともにわかりやすく発表します。

生産課では機械導入と床の舗装によって新しくなった工場でより効率的に仕事を行うための会議も実施し、よりお客様のために良い製品を作り出せる体制を整えています。

活動の中で改善できていない、改善すべき点はチームの枠を越えて指摘。会社全体が良くなるようにしていきます。

新設された会社外部のテント内も改善の対象。棚などの配置を変え、通路等のスペースを広くしてより効率よく作業ができるように環境を整えていきます。

新しいラインテープを工場内に貼付中。機械搬入前から計画してそれに沿ったレイアウトにてテープを貼っていきます。

水平・垂直・平行を意識した貼付作業。

通路やパレット置き場など用途に合わせてテープの色を変えた工場内。境界がはっきりすることで作業もよりやりやすいものになりました。